エヴァンゲリオンの新旧の違いを徹底解説!新劇場版と旧劇場版それぞれの特徴や魅力

エヴァンゲリオンシリーズは、新劇場版と旧劇場版で大きな違いがあります。

この記事ではそれぞれのバージョンの特徴や魅力、ストーリーの違い、キャラクターの設定、そして使徒に関する独自の設定について詳しく解説します。

新劇場版と旧劇場版の基本的な違い

エヴァンゲリオンシリーズには、新劇場版と旧劇場版という二つの大きな区別があります。それぞれのバージョンには、ストーリーの展開やキャラクター設定、使徒の描かれ方に大きな違いがあります。

物語の構造とストーリー展開

旧劇場版は、テレビシリーズの続きとして制作されました。『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回を再構成し、補完する形で作られたのが特徴です。一方、新劇場版は、テレビ版と旧劇場版の要素を取り入れつつ、全く新しいストーリーを展開します。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序から始まり、4部作として制作されました。新劇場版は、従来のストーリーを踏襲しつつも、キャラクターの動きや結末に大きな変化をもたらしています。

メインキャラクターの変更点

新劇場版と旧劇場版の最大の違いは、メインキャラクターの設定にあります。特にアスカのファーストネームが「式波」に変更されている点が大きな特徴です。

旧劇場版では「惣流」でしたが、新劇場版では「式波」となり、名前の由来も日本海軍の式波から取られています。

さらに、新劇場版ではアスカの母親に対するトラウマがなく、独自のキャラクター設定が追加されています。これにより、キャラクターの内面や行動に違いが見られます。

使徒の名前・数・順番の違い

使徒の名前や数、登場順も新旧で異なります。旧劇場版では、人間を含む18の使徒が登場しますが、新劇場版では13の使徒しか登場しません。

さらに、新劇場版では、第1使徒と第2使徒以外には名前が付けられていないのも特徴です。

この変更により、物語の進行や使徒との戦い方が大きく変わります。また、使徒の順番も異なり、新劇場版ではより効果的な演出が施されています。

キャラクターの詳細と違い

エヴァンゲリオンシリーズのキャラクターには、新劇場版と旧劇場版で多くの変更点があります。特にアスカ、シンジ、ミサトなどの主要キャラクターには、性格や背景に大きな違いがあります。

式波・アスカ・ラングレーの変更点

旧劇場版では、アスカのフルネームは「惣流・アスカ・ラングレー」でしたが、新劇場版では「式波・アスカ・ラングレー」に変更されています。この変更は名前の由来に影響しています。

旧劇場版の「惣流」は戦艦から取られましたが、新劇場版の「式波」は帝国海軍の駆逐艦から来ています。さらに、旧劇場版ではアスカの母親に対するトラウマが描かれており、これが彼女の行動や心理に大きな影響を与えています。

一方、新劇場版では母親に対するトラウマが取り除かれており、より独立したキャラクターとして描かれています。これにより、アスカの性格や行動が異なり、物語の進行にも影響を与えています。

碇シンジと葛城ミサトの関係

シンジとミサトの関係も新旧で違いがあります。旧劇場版では、シンジはミサトの家に住み、彼女の助けを借りながらエヴァンゲリオンのパイロットとして成長します。

ミサトはシンジにとって母親代わりの存在であり、彼女の支えがシンジの行動に大きな影響を与えます。しかし、新劇場版では、ミサトの性格がやや冷たく描かれ、シンジとの関係にも距離が感じられます。

特にヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qでは、ミサトが反ネルフ組織「ヴィレ」のリーダーとして登場し、シンジに対して厳しい態度を取ります。この変化により、シンジの成長や心理に新たな側面が加わります。

真希波・マリ・イラストリアスの役割

新劇場版には、新キャラクターとして真希波・マリ・イラストリアスが登場します。彼女はヱヴァンゲリヲン新劇場版:破で初めて登場し、エヴァンゲリオンのパイロットとしてシンジやアスカと共に戦います。

マリは非常に謎めいたキャラクターであり、彼女の登場が物語の展開に大きな影響を与えます。特にマリは、他のキャラクターと異なり、エヴァの戦闘を楽しんでいるように描かれています。

彼女の存在は、シンジに新たな視点や行動を促し、物語の分岐点として機能します。マリの役割は、新劇場版の物語に新しい風を吹き込み、視聴者に新たな驚きを提供します。

使徒に関する設定の変更

エヴァンゲリオンシリーズでは、使徒の存在が物語の中心にあります。新劇場版と旧劇場版では、使徒の設定や登場の仕方が大きく異なります。これらの違いは、物語の展開やキャラクターの行動に大きな影響を与えます。

新劇場版の使徒の特徴

新劇場版では、使徒の描かれ方がより抽象的で神秘的になっています。例えば、旧劇場版では使徒の名前が明確に設定されていましたが、新劇場版では第1使徒と第2使徒以外には名前が付けられていません。

この変更により、使徒がより神秘的で未知の存在として描かれています。また、新劇場版では使徒を倒すと液状に崩壊するなど、新たな演出が加えられています。

この演出により、使徒の脅威や異質性がより強調されています。

旧劇場版との使徒の比較

旧劇場版では、使徒の名前、数、順番が明確に設定されています。例えば、旧劇場版では18の使徒が登場し、最終的には人間(リリン)も使徒としてカウントされています。

一方、新劇場版では13の使徒しか登場せず、順番も異なります。旧劇場版では、使徒の襲来が唐突で予測不可能なものとして描かれていましたが、新劇場版では使徒の襲来が計画的に進行していることが示唆されています。

この違いにより、物語の進行やキャラクターの行動が大きく変わります。

使徒の順番と登場シーンの違い

使徒の順番も新旧で異なります。旧劇場版では、第3使徒サキエル、第4使徒シャムシエル、第5使徒ラミエルといった順番で使徒が登場します。

一方、新劇場版では、サキエルが第4の使徒として登場し、シャムシエルやラミエルも異なる順番で登場します。

この変更により、物語の展開が異なり、視聴者に新たな驚きを提供しています。また、新劇場版では使徒のデザインや能力も刷新されており、視覚的なインパクトが強化されています。

新劇場版の特異点と独自設定

新劇場版のエヴァンゲリオンには、旧劇場版にはない独自の設定や特異点が多く存在します。これらの変更点が、物語の新たな展開やキャラクターの行動に大きな影響を与えています。

ビーストモードとエヴァの新機能

新劇場版では、エヴァンゲリオンの新機能として「ビーストモード」が登場します。これは、エヴァが通常の戦闘モードから獣のような形態に変化する能力です。

特に、真希波・マリ・イラストリアスが操縦するエヴァ2号機がこのモードを使用します。ビーストモードは、エヴァの戦闘力を飛躍的に向上させる一方で、制御が難しく、操縦者に大きな負担をかけるため、捨て身の戦術となります。

この新機能は、旧劇場版にはないものであり、戦闘シーンに新たな迫力を加えています。

サードインパクト後の世界

新劇場版のエヴァンゲリオンでは、サードインパクト後の世界が描かれています。これは、旧劇場版にはない設定であり、物語の進行に大きな影響を与えています。

サードインパクトは、エヴァンゲリオン初号機が覚醒し、世界を再構築しようとする大規模な出来事です。新劇場版では、サードインパクトが未遂に終わり、その後の世界が「ニアサードインパクト」として描かれています。

この設定により、登場キャラクターたちは14年後の未来に生きており、それぞれの成長や変化が描かれます。

ニアサードインパクトの影響

ニアサードインパクトは、新劇場版の物語の中で重要な出来事です。このインパクトは、シンジがレイを救うためにエヴァンゲリオン初号機を覚醒させた結果、引き起こされたものです。

しかし、カヲルの登場によって阻止され、完全なサードインパクトには至りませんでした。この出来事が、世界の再構築を未遂に終わらせ、登場キャラクターたちがその後の混乱と変化に対応していく様子が描かれます。

ニアサードインパクトの影響により、物語は新たな方向へと進み、キャラクターたちの新しい一面が描かれます。

エヴァンゲリオンの新旧の違いを徹底解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?それぞれのバージョンには、独自の魅力と深い物語が詰まっています。

この記事を読んで、エヴァの新劇場版と旧劇場版に興味を持たれた方は、ぜひもう一度視聴してみてください。新たな発見や感じ方があるかもしれません。

エヴァンゲリオンの世界を再び堪能し、キャラクターやストーリーの奥深さに触れてみましょう。